今回はX7DBi+Xeon E5440の構成で、HDD無しの場合とHDDを8台搭載した場合の処理速度と消費電流を計測しました。

評価環境

機器の構成

CPU Intel Xeon E5440×2
M/B Supermicro X7DBi
MEM 4GB FBDIMM×16 (計64GB)
RAIDカード Adaptec 5805
HDD なし/ST9146803SS(SAS 10000rpm 146GB)×8

ソフトウェアの環境

# uname -a
Linux lenny64 2.6.30-64net01 #7 SMP Sat Jul 4 04:30:47 JST 2009 x86_64 GNU/Linux
# gcc -v
Using built-in specs.
Target: x86_64-linux-gnu
Configured with: ../src/configure -v --with-pkgversion='Debian 4.3.2-1.1'
--with-bugurl=file:///usr/share/doc/gcc-4.3/README.Bugs --enable-languages=
c,c++,fortran,objc,obj-c++ --prefix=/usr --enable-shared --with-system-zlib
--libexecdir=/usr/lib --without-included-gettext --enable-threads=posix --enable-nls
--with-gxx-include-dir=/usr/include/c++/4.3 --program-suffix=-4.3 --enable-clocale=gnu
--enable-libstdcxx-debug --enable-objc-gc --enable-mpfr --enable-cld
--enable-checking=release --build=x86_64-linux-gnu --host=x86_64-linux-gnu
--target=x86_64-linux-gnu
Thread model: posix
gcc version 4.3.2 (Debian 4.3.2-1.1)

評価方法

  1. サーバーをネットワークブートし、ディスクレスで起動
  2. wgetでlinuxのカーネルソース(linux-2.6.20)をダウンロードする
  3. linuxのカーネルソースをtmpfs上に展開する
  4. 展開したカーネルソースディレクトリに移動し、make menuconfigを実行、なにもせずに終了し.configを作成
  5. 「make -jn」で、nの数値(同時に実行できるジョブ数)を変えながら、コンパイルを実行させたときの消費電力や時間などを測定する

HDD無しの場合の測定結果

処理時間

次の表は、カーネルのコンパイルにかかった時間と、CPUの使用率を表したものです。CPUの使用率は、 「(ユーザー時間+カーネル時間)/実際にかかった時間」を計算したものです。

コマンド 時間 CPU使用率
24 0m35.463s 6.645
16 0m34.064s 6.767
12 0m34.865s 6.538
8 0m37.176s 6.04
7 0m38.460s 5.804
6 0m41.045s 5.4
5 0m46.761s 4.678
4 0m55.571s 3.876
3 1m11.499s 2.974
2 1m44.927s 2.007
1 3m25.473s 1.021

消費電力

以下のグラフは、カーネルコンパイル中の消費電力を示したものです。 Image

CPUアイドル時の消費電流は3.91(A)、ピーク時は5.00(A)でした。

HDD有りの場合の測定結果

処理時間

コマンド 時間 CPU使用率
24 0m34.560s 6.807
16 0m32.892s 7.006
12 0m35.510s 6.407
8 0m35.966s 6.248
7 0m37.949s 5.878
6 0m40.271s 5.506
5 0m46.742s 4.68
4 0m55.220s 3.897
3 1m11.576s 2.962
2 1m44.846s 2.006
1 3m25.159s 1.021

HDD以外の差はないので、性能差は出ません。

消費電力

以下のグラフは、カーネルコンパイル中の消費電力を示したものです。 Image

CPUアイドル時の消費電流は4.28(A)、ピーク時は5.48(A)でした。

HDD無しの状態と比較して、HDD有りの場合は0.4~0.5(A)ほど消費電流が増加するということになります。